2016/11/25

11月27日(日)暮らしの学校体感ツアー その七「ウチとソトをつなぐ暮らし展Ⅱ・くらしのひと手間展 」

今週日曜、あいらぼ企画「体感ツアー」の第7弾が開催されます。
今回は、スモールスペース・平間千恵子さん設計の『広栄町の家』にてトークイベントと展示を行います。
「くらしのひと手間展」には私もちょっとだけ展示に参加しています。
ぜひご参加ください。



くらしのひと手間展

「体感ツアーその五」につづく実例編。
あいらぼメンバーが設計した実際のおうちを見学しながらウチとソトのつながりを感じてみませんか?
こちらのお住まいは大小4つの庭があり、いろいろな場所でソトを感じることができます。
掃出し窓から掃出し窓へ床を這う風を感じながらお昼寝してみてください。

■トークイベント※予約制
午前の部:11:30-12:30
この家のことや「くらしのひと手間」についてお話します。
ぜひご参加下さい。


この家では、既存のアルミ玄関ドアなど建替え前の家で使っていたものをいくつか再利用しています。
工業製品にひと手間加えて造作感や温かみを感じる為の工夫も随所に…ということで、あいらぼメンバーの考えた「ひと手間」、ちょっと手をかけるだけで素敵で便利になる実例やアイディアの展示をご紹介します。
一枚の棚板や一本の桟やスリット…そんなことでも、あっ!という小さな喜びが生まれることがあります。是非のぞいてみてください。



講師 平間千恵子(スモールスペース)
日付 11月27日(日)
時間 10:00~17:00
会場 埼玉県川越市広栄町
*ご予約の際に案内図をお送りします。

*入場無料・ご自由にいらして下さい(トークイベントのみ要予約)。
*駐車場あり。

 申込みは → こちらから(相羽建設)






徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161
toku's LIFE GOES ON

2016/11/23

12/7(水)〜18(日) 建築家が選んだ建築家展9「生活のデザイン」

銀座にて展示を行います。ぜひお立ち寄りください。


生活を、商品化した箱に託すこともできますが、
生活と向かい合い、設計者と話し合い丁寧に形にした住宅には、
すがすがしい空気を感じます。楽しい息吹を感じます。

住まいづくりの建築家4人が提案し実現した
住み手の生活の形、生活のデザインを実感してみてください。

同時に8回までの建築家32人の
ダイジェスト版の展示もしています。<AtoA Project>

<出展建築家>(50音順)
池野健(池野健建築設計室)
上野康子(居アーキテクツ一級建築士事務所)
小野澤裕子(小野澤裕子建築設計事務所)
徳田英和(徳田英和設計事務所)

展覧会名:建築家が選んだ建築家展9「生活のデザイン」
 会場:タチカワ銀座スペースÅ t t e(オッテ)
     東京都中央区銀座8-8-15 ←クリックで案内図を表示
 期間:12月7日(水)~12月18日(日)※月休館
 時間:10:00~18:00(最終日~17:00)
 10日(土) パーティ 18時〜20時
入場:無料
主催 A t o A P r o j e c t
協力 立川ブラインド工業株式会社
<AtoA Project>
上野タケシ(上野タケシ建築設計事務所)
来馬輝順 (建築工房 匠屋)
山本覚  (山本覚建築設計事務所)
AtoA Project ブログ http://atoa.at.webry.info/ 



徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161
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2016/11/19

クロワッサン「50代からの、住まい塾。」

現在発売中のクロワッサン「50代からの、住まい塾。」に私の師匠でもあるN設計室・永田昌民さんのご自宅『下里の家』が掲載されています。
(発売は11/10でしたので、11/25には次号が出ます。購入される方は急いだ方がよいかもしれません)




たまたまですが、9月ごろに友人建築家数人と『下里の家』を見学させてもらう機会がありました。そのうかがった日が、たしかクロワッサンの取材の数日前だったと思います。
永田さんがお元気だったころは、何度も伺ったことはありましたが、亡くなられてからはしばらくご無沙汰で、久しぶりの訪問でした。


記事を読むと、その日私たちが佑子さんと話した内容とオーバーラップする部分もあり、とても楽しかった時間を思い出しました。

そして、久しぶりに『下里の家』を見て印象に残ったのは湿度感...。
プランタゴ・田瀬さんによる旧家から移植された庭の樹々、ソトとウチをつなぐ木製建具、低く抑えられた天井などとあいまって、漆喰(しっくい)の壁に導かれてしっとりした空気が出入りしているのがなんとも心地よかったです。

『下里の家』の壁は、1・2階とも厚塗りの漆喰ですが、そういえば、永田さんは厚塗りにこだわっていました。
漆喰塗りといってもいろいろやり方があります。本来は昔から民家でやられていたような竹小舞の下地なのでしょうけど、現代的にはラスボード下地に下塗り・中塗り・上塗りあわせて1.5cm程度の厚みが、永田さんがいつも使っていた厚塗りの漆喰壁です。

最近ではコスト削減のため、石膏ボード下地で5mm程度の厚みの漆喰塗りが一般化していますが、厚みで吸放湿性能がずいぶん違うなと今回あらためて実感しました。







徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161
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2016/11/10

書籍「読んで楽しい家づくりのなるほどディテール。」2016年11月29日発売!!

このたび、しまだ設計室・島田貴史さんと共著でディテールの本を執筆しました。
発売日は11月29日。アマゾンでは予約開始しております。
こちらから → 読んで楽しい家づくりの なるほどディテール。(オーム社)









(プレビューはクリックで拡大します)

 

内容紹介

ディテールには物語がある。
日常の些細な気づきが“形"になるとき―。

ふだんなにげなく暮らしている家。
その家の中には無数の「ディテール」が隠されています。

それらのディテールについて学ぶとき、図面を見て写すだけでは足りず、そのディテールが生まれた「背景」を知ることが大切です。
その「背景」は、時にクライアントの一言であったり、先輩設計者からの教え、大工さんからの助言、主婦の経験など、実にさまざまです。

この本では、それらの「物語(背景)」とともにドローイングや図面を多数盛り込んで、読みながら思わず「なるほど! 」と頷いていただけるようにつくりました。

目次
1章 玄関・ポーチの作法
2章 キッチンは便利に美しく
3章 思わず集まる家族の居場所
4章 ごちゃごちゃさせない水廻り空間
5章 窓の設計が空間の質を決める
6章 階段・廊下・納戸…裏方空間にも一工夫
7章 まちとつながる外構・アプローチ
実作で読み解くディテール

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この本では、普段私が手掛けている普通の家のディテールを、クライアントとの会話や、現場の職人さんとのやり取り、師匠から学んだ作法などもまじえて紹介しています。

建築を志す学生や若い設計者にはもちろん、これから家づくりを考える方にも、読んで楽しい本になりましたので、ぜひ手に取っていただきたいです。

よろしくお願いいたします。



徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161
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