2011/03/03

日比津の家2


広間は4.8m×5.1mで14.8帖ある。引渡し前に撮った写真なので家具が写っていないが、1500φのローテーブルを中心とした、床座の生活を想定している。


仕上げは、床は杉縁甲板張り、壁・天井はプラスターボードにペンキ塗りを基本としているが、すべて真っ白だと緊張感が出すぎてしまうので北面壁のみ杉縁甲板張りとしている。
杉縁甲板は天竜杉を使用している。「地球のたまご」で使って以来お付き合いしている浜松のフジイチに分離発注して支給している。
壁面収納の一部には小窓があり、玄関の様子がうかがえる。上部は子供室につながっていて手摺りはミシンやパソコンができるワークスペースの机になっている。


可動式の畳ユニットを大工さんに作ってもらった。季節に応じて五月人形を飾るなど床の間的にも使えるし、TVを観るときにちょっと寝転んだり、来客時のベッドにもなる。畳を持ち上げれば、内部は収納になっている。
また、床に座ったときに背もたれにできるよう、木枠は斜めにテーパーをつけた。


南面の開口部は木製の2本引きのガラス框戸で戸袋に引き込むとデッキテラスと一体につながる。
床から27cm上がっていてちょっと腰掛けられる。
内側には障子が入っていて、同じく壁に引き込むことができる。


小窓は内側にロールスクリーンの生地を使った網戸を設けた。内から外は見えるが、外から内はほとんど見えない。

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