2011/06/25

葉山の家


階段横の引戸を開けると急勾配のハシゴが現れる。これを登っていくと屋根の上の物見台に出られる。この物見台はクライアントのご希望。もちろん吉村順三の名作軽井沢の山荘の物見台の影響であることはいうまでもないであろう。


ハッチを持ち上げているのは施工を担当した安池建設工業の小林くん。
逗子の家と葉山の家の2件とも現場監督としてしっかり工事をまとめていただいた。



物見台からは海と山が見渡せる。ちょっとビールでも飲みたくなってしまうような気持ちよさだ。


こういった物見台は以前にOMソーラー株式会社の社屋「地球のたまご」でやって経験済みであるが、出入口のハッチの設計が難しい。吉村山荘では斜めなっているが、雨仕舞いに不安が残るので今回は水平にしてみた。それから、ハッチ自体が結構重くなってしまうということ、そのハッチの重さに対応できるダンパー選びと、ダンパーの固定方法にはまだ検討の余地を残しているが、機会があればまた挑戦してみたいと思っている。

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