2017/05/06

茨木の家

半地下から物見台までスキップしながらのぼる家


ご夫婦と幼いお子様たち4人が住まう延べ床面積24坪の家です。
小さい家でありながら、バイクやアウトドア用品を収納する土間、将来4帖半づつに区切れる子供室、室内物干し場、キッチンには食品庫を設けるなど、生活に必要な機能をしっかり盛り込むことができました。
これまでに何度か取り組んできたスキップフロアの構成は、部屋同士の関係を高低差で区切ることができるので、廊下が少なくてすみ、建具の数も減るメリットがあります。
夜勤もあるご主人が昼間でも落ち着いて寝られるよう寝室は半地下に設置。玄関から半階分づつスキップしながら、中2階のリビングダイニングと2階の子供室がナナメに連続するおおらかな一室空間となっています。
子供室の天井収納ハシゴから屋上の物見台にのぼると、周囲の瓦屋根、神社の樹々、川の土手、はるか遠くにあべのハルカスも臨むことができます。

所在地:大阪府茨木市
構造・規模:木造 2階建
竣工年月:2016年5月
敷地面積:165.56m2(50.08坪)
建築面積:48.80m2(14.76坪)
延床面積:79.50m2(24.04坪)
設計:徳田英和設計事務所
施工:ツキデ工務店

写真:築出恭伸、徳田英和(写真クリックで拡大します)




















「茨木の家」は著書「読んで楽しい家づくりの なるほどディテール。(オーム社)」のなかで、
・鉄板一枚のポーチ庇
・室内から取り出せる郵便受け
・ラワンベニヤの目透かし張り天井
・天然大理石の洗面台
・小窓に吊り障子
・半地下の寝室と天井の低い土間
・幅をやりくりスキップフロアの階段
・ソラとつなぐ物見台
などのディテールを紹介しています。

茨木の家」についてのブログ記事はコチラ。



徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161
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