この建築は1976年竣工、吉村順三設計事務所が設計し、かつ事務所として使用されていました。
私がここで仕事をするのは実は3回目になります。最初はOM研究所在籍時の2002年から2004年まで、2回目は独立後にN設計室と協働していた2006年から2009年まで。僕にとっては大変思い入れのあるこの場所で今後さらに頑張っていきたいと思います。
ベンガラ色の外壁、大谷石の塀、シラカシの緑、白い玄関扉。
玄関扉に徳田事務所の表札が貼られました。現在6つの設計事務所が入っています。あと2つ空きがありますので、興味のある方は私宛にメール(hidekazu.tokuda@gmail.com)をお送りください。
内部はスキップフロアになっていて、中2階に湯沸室・手洗があります。 踊り場正面は淡い青緑色に塗られ、トップライトからの光が陰影を作る気持ちのいい階段になっています。
中央には3階に行く階段、その奥が各事務所のブースになっている。
窓側の中央が徳田事務所。この窓は真ん中がはめ殺し窓で両サイドが片引きになっています。ちょっと普通と違うのが、「網戸がない」ということです。そのために夏はクーラーを使わないときは蚊取り線香を焚いて仕事していました。常時網戸が見えている状態が美しくないとの判断らしいです。
3階はオープンテーブル席その奥がキッチンと打ち合わせスペースです。
キッチン上部のトップライトは換気扇が組み込まれていてコンロのフード兼用になっています。
吉村ギャラリーに展示を見に来たついでなど、僕がいる時であればちょっと声を掛けていただければ2階・3階をご案内できます。
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