2017/04/13

月見台のある家

月見台のある家は、郊外ののどかな敷地に佇むご夫婦のための住まい。

ご両親の母屋の奥のスモモ・ブドウ畑を一部切り開き建てられました。
クライアントの一番のご要望は月見台のある家にしたいということでした。
この地は街の喧噪から離れた集落で、夜は満天の星空が眺められる贅沢な地域です。
そこで、建物の真ん中に4帖半の大きさの月見台を配置するところから設計をスタートしました。




建物プランはシンプルな長方形の平屋で、素直に切妻屋根を架けました。
外観はジョリパット校倉の外壁、南面のみ木製製作建具、その他の面は予算の関係でペアガラスのアルミサッシュを採用しています。
屋根はガルバリウム鋼板瓦棒葺き。この地域は積雪も多いので、樋は玄関と居間から月見台に出る窓の前だけにタニタ・スタンダードを取り付け、他は地面に雨落しを設け浸透させています。

クライアントは当初蓄熱暖房機を設置したいと要望されましたが、国内でも有数の晴天率、日射量に恵まれた地域でもあり、それを利用しない手はないと、私がこれまでに手掛けてきた空気集熱式ソーラーの説明を重ね、「そよ風」を採用することになりました。


月見台のある家
設計:徳田英和設計事務所
施工:エスエーホーム





徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161
toku's LIFE GOES ON

0 件のコメント:

コメントを投稿