2017/04/13

月見台のある家

この家には茶室を設けています。
奥様が茶道と着物の着付けの先生をされていて、その教室としての茶室です。
玄関は教室の入口も兼ねているので格子の引戸としました。


ガラス戸のほかに網戸も入っており、左側の嵌め殺し部分に引き込みます。


奥の小さな扉はクロークになっています。


ポーチと玄関の床は豆砂利洗い出し。 玄関に入って正面が住居部分ヘの扉、右が茶室へ行く畳廊下になっています。


 玄関は茶室の延長で聚落(じゅらく)塗りの左官壁。一部凹ませてニッチを作りました。季節の飾りものを愉しむ場所。


こちらが茶室。教室用の茶室ということで、なるべくローコストで簡素な造りを心掛けました。


 襖の欄間の吊り束。言われないと気がつかないくらいのさりげないデザイン。


 照明はヤマギワの村野藤吾デザインのものを採用しました。



 水屋からキッチンにアクセスできるように、廻れるプランになっています。


徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161
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